(Q.電力会社間の“電力の融通”はもっとできませんか)

電気は蓄電池がないと貯められず、作った電気はすぐに使わなくてはいけません。したがって、自社の管内の受給管理が必要です。例えば今回は、関西電力が東京電力に融通しましたが、関西電力管内と東京電力管内のバランスを考えなくてはいけません。自社と他社のバランス管理を行うことは難しいです。

ある電力会社関係者に取材したところ、海外から苦労して調達した燃料で作った電気を、そう簡単に融通できないという市場の原理もあるようです。