https://news.livedoor.com/article/detail/21879099/
その通りに、件のユーチューバーが来店した際には、手書きで書かれた個体識別番号が記されたボードをスタッフが提示。日々の牛肉を仕入れていれば書き換えられるのは当然なわけで、手書きは新鮮な牛肉を提供している裏返しでもある。

 この日、お客さんに提供していた牛肉は、和牛3頭に交雑牛2頭の5頭とされる。いずれもこだわり抜かれた牛種、なのだろうが、その内の1頭に疑惑がかけられている。

 動画内で示された和牛1頭の個体識別番号を、独立行政法人家畜改良センターの「牛の個体識別情報検索サービス」で検索してみると、出生日は2019年8月の「黒毛和種」であることが確認できる。ところが、“雌雄の別”の欄に表示されたのは《去勢(雄)》ーー。

《【和牛】30ヶ月以上肥育されたA5の雌牛のみを使用し、ウェットエイジングという方法でお肉を熟成させて旨味を引き出します。》

 これは『牛宮城』HPに掲載されている、自慢のお肉を説明する文面だ。はっきりと《雌牛のみを使用》と書かれているため、ネット上では“雄牛を提供しているのなら偽装にあたるのではないか”との指摘が見受けられるのだ。

 動画の続きでは、ユーチューバーに対して“責任者が不在”と繰り返すスタッフ。そして“標的”にされた時の対応マニュアルなのか、現場に警察まで駆けつける騒ぎに。結局、宮迫本人が登場することはなかった。