米、ロシア軍の戦争犯罪を認定 「無差別、民間人を意図的に攻撃」
2022/3/24 06:12

 ブリンケン米国務長官は23日に声明を出し、ウクライナへの侵攻を続けるロシア軍の戦争犯罪を米政府が認定したと発表した。「無差別攻撃や民間人を意図的に狙った攻撃に関する信頼できる報告が数多くある。あらゆる手段を用いて責任を追及する」と強調した。

 ブリンケン氏は、多くの民間人が犠牲になったウクライナ南東部マリウポリの劇場や産科病院への空爆などを挙げ、「ロシア軍が攻撃した場所の多くは民間人によって使用されていることが明確に確認できるものだった」と指摘。「人々の(抵抗の)意思をくじくために都市への爆撃を強化した」と非難した。

 戦争犯罪の認定は、公開情報や情報機関の分析に基づいて慎重に検討したと強調。収集した情報を必要に応じて同盟国や友好国、国際機関などと共有するとした。



https://mainichi.jp/articles/20220324/k00/00m/030/034000c