「市販薬を大量摂取」の若者たちが増加する深刻な理由とは
3/22 06:01

松本氏は、「生命的な危機に瀕するリスクは、法律で規制されている大麻よりも市販薬のオーバードーズのほうが高いと思います。しかし、死のリスクを知ってもなお、オーバードーズをやめられない若者が増えています。そういった人たちは、『オーバーズすることで、万一、死んでしまうことがあったとしても、それはそれで構わない』と考えています」と指摘する。

監修/松本俊彦(まつもと・としひこ)
国立精神・神経医療研究センター所属の精神科医。薬物依存や自傷行為に関する研究を行う。著書に『薬物依存症』(ちくま新書)、『誰がために医師はいる―クスリとヒトの現代論(みすず書房)』など多数。
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