『トルコのスルタンへ手紙を書くザポロージャ・コサック』解説

舞台

時は1667年ロシア。

黒海に近いドニプエル川下流の地ザポロージャに、ウクライナ・コサックが本営を置いていると、トルコが攻めてきました。激戦のさなか、敵のスルタン、メフメト4世が「降伏して臣民になれ」と勧告してきたのに対し、誇り高いコサックたちの怒りは爆発。さっそく返事を出すことに。

とはいってもコサックのアタマン(頭目)は字が書けません。いつも通り書記に口述筆記を頼みます。

「おまえらが悪魔の糞を喰らおうと、こっちの知ったこっちゃねえ。だがな、善きクリスチャンたる俺たちを支配できるなんて考えは、金輪際持つなよ。このブウタレ音たれる肛門ロバ野郎め。肉屋の野良犬ふぜいが!」

以下、延々続く下品きわまりない罵詈雑言に周りの仲間が腹を抱えているという図。

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