「棒ラーメン」マルタイが佐賀に新工場 生産力15%アップ
https://www.sankei.com/article/20220324-BNN6VF75WFJRTNWRUEU6WQDIVE/

2022/3/24 19:41

即席麺製造・販売のマルタイ(福岡市)が佐賀県唐津市で建設していた新工場が完成し、24日、完成式典が開かれた。同市内で現在稼働している工場と合わせて、主力の棒ラーメンの生産力が15%増の1日30万食となり、国内だけでなく、東南アジアや北米でのシェア拡大を視界に入れる。

新工場は延べ床面積が約7300平方メートルで、生産の省力化につながる最新鋭の製造機械を備えた。これまで手作業だった商品の包装や箱詰め作業を機械化し、出荷の効率化につながる産業用ロボットも採用している。

投資額は約43億円で、唐津市が整備した工業団地内に建設した。西九州道唐津千々賀山田インターチェンジに近く、物流面でも好立地となっている。

新工場の名称は「佐賀工場」。現工場は当面稼働するが、将来的に新工場に統合する。現工場は昭和41年に建設され、老朽化が進んでいた。

式典では、見藤史朗社長が「待望の新工場が完成した。より高品質な棒ラーメンを生産し、マルタイの味を全国、海外へと広めたい」とあいさつ。

出席した佐賀県の山口祥義知事は「マルタイラーメンが大好きで、今朝も食べてきた。トッピングが大事で、必ず佐賀の海苔(のり)を入れる。世界のマルタイがますます羽ばたいてほしい」と期待した。唐津市の峰達郎市長は「自宅の食品棚にはマルタイの(袋めん)『これだ』がある。マルタイの味は日常に欠かせない存在だ」と語った。

見藤史朗社長に聞く

西部ガスホールディングス(HD)のグループ会社、マルタイは近年、「巣ごもり消費」を追い風に斬新な商品を次々と開発している。「おもしろいことをどんどんやろう」。平成28年6月から社長を務めてきた見藤史朗氏(64)は、社員にこう号令をかけてきた。見藤氏は今年6月に社長を退任し、相談役に就く。新工場稼働にあたっての展望や、新社長となる川島英広氏(59)=現西部ガスHD執行役員広報部長=に託す思いを聞いた。

(略)

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