「宇宙桜」初めて開花、花びらは通常の5弁より「1弁多くなることがある」
2022/03/25 09:26

 宇宙飛行士若田光一さんが2008年に国際宇宙ステーション「きぼう」に持ち込み、約8か月半、宇宙にあった桜の種子の直系子孫樹が、植樹された横浜市西区の伊勢山皇大神宮で初めて開花した。

 宇宙に行ったのは、山梨県北杜市の山高神代桜を母樹とする桜で、その桜と直系子孫は通称「宇宙桜」と呼ばれている。開花した樹は18年4月に発芽し、先月18日に同宮に植樹された。植樹した曙建設名誉会長の関曙慶さん(75)によると、宇宙桜の花びらは通常の5弁より1弁多くなることがあるといい、「まだ今年は花は見られないと思ったが願いが届いた」と笑顔だった。

https://www.yomiuri.co.jp/science/20220324-OYT1T50131/