一方、インタファクス通信によると、露外務省のザハロワ情報局長は24日、両国間の停戦交渉がオンライン形式で続いていると記者会見で語った。

 ザハロワ氏は「我々は(ウクライナの)ゼレンスキー政権に対し、国の運命や国民の生命のことを考えて結論を出すよう呼びかけている。彼らはウクライナが固有の国境を持った、独立した主権国家であるための重要なチャンスを既に逸した」と言い放った。

 軍事侵攻によってウクライナを自国の支配下に収めようというプーチン政権の本音をのぞかせた形だ。

 また、ザハロワ氏はラブロフ外相が31日に訪中することも明らかにした。アフガニスタン周辺諸国の会議に参加するのが目的とされるが、ウクライナ侵攻を巡ってロシア寄りの姿勢を保つ中国の外務省高官らと直接意見を交わす可能性もある。

https://mainichi.jp/articles/20220325/k00/00m/030/037000c