? 担任で受け持っていた児童4人にプリントを配布せず、給食を少量しか盛り付けないなど差別的な行為をしたとして、
横浜市教育委員会は25日、市立小学校の男性教諭(46)を懲戒免職にしたと発表した。学校の対応にも問題があったとして、
校長(58)を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分とした。
 市教委によると、教諭は4年生の担任だった2020年度、児童4人にプリントを配布せず、うち3人にはテストや授業を受けさせなかった。
4人に給食を少量しか盛り付けないことが数カ月にわたって繰り返しあった。また、1人の児童をたびたび教室外に連れ出し、1時間以上叱った。

 昨年3月以降、保護者が学校に事実確認などを要求。これを受けて市は第三者委員会を設置し、事実関係を調べていた。
 記者会見した市教委の担当者は「教員によるいじめととられてもおかしくない行為」と断じた。教諭は「叱られている姿を
見せることにより、他の児童にも抑止効果があると考えた」などと説明。現在は反省しているという。教諭は本年度は
個別支援学級の担任になったが、昨年6月から学校には出勤せず、市教委の事務所で校務をしていた。
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