1 通帳発行コストが重い負担になっている
1冊通帳を発行するのにもコストがかかります。そのコストが銀行にとって
は重い負担になっています。

2 環境保護のために紙の通帳発行数を減らしたい
銀行業界では、環境保護の観点からペーパーレスへの取り組みを行って
います。その一環として紙の通帳発行数を減らしたいという意図があります。

3 インターネットバンキングの普及
銀行にとってはコストを抑える効果があるインターネットバンキングの普及
も、通帳有料化への動きを加速させています。

通帳の有料化で紙の通帳はなくなるのか?
結論から言えば、当面紙の通帳がなくなることはないでしょう。

その主な理由が、通帳有料化の対象外となる口座が多いことです。

<対象外の口座>
・通帳有料化以前に開設された口座
・名義人が未成年や高齢者の口座(対象年齢は金融機関により異なる)
・普通預金口座・総合口座以外の口座

また、現時点では有料でも紙の通帳がほしい人が少なくないため、金融機
関が通帳を全廃するのは困難な状況です。

ただ、今後は多くの金融機関で通帳が有料になる可能性があります。それ
によりインターネットバンキングがさらに普及し、通帳の発行数は年々減っ
ていくと思われます。