米国防総省高官 “ロシア軍 ウクライナ東部地域で作戦を強化”
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220326/k10013552721000.html

 アメリカ国防総省の高官は25日、ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシア軍について、
首都キエフに向けて前進する兆候が見られないとしたうえで、親ロシア派の武装勢力が影響力を持つ
東部地域で軍事作戦を強化しているとの見方を示しました。

 それによりますと、首都キエフに迫っていたロシア軍の地上部隊はいずれも前進が見られず、
最も近い部隊は北西方向におよそ15キロから20キロの位置にとどまっているとしています。
 また、北東方向におよそ55キロの位置にまで後退した部隊もその後、動きがみられないということです。

 この高官は、ロシア軍がキエフに対して遠距離からの砲撃や空爆などを続けているものの、
地上部隊が前進しようとしている兆候がなく
「率直に言って、少なくとも今の時点ではキエフ制圧を求めるつもりがないようだ」と指摘しました。