https://jp.motorsport.com/f1/news/hamilton-yellow-f1-helmet-to-help-fans-tell-mercedes-cars-apart/9293978/
ハミルトン、蛍光イエロー復活はファンのため「2台のメルセデスを見分けられるように」
メルセデスのルイス・ハミルトンは、2022年のF1でヘルメットデザインをかつての黄色に戻した理由が、「ファンが識別しやすいようにするため」であると明かした。
メルセデスのルイス・ハミルトンは2022年シーズンにヘルメットデザインを変更。かつての蛍光イエローをメインとしたモノへと回帰したが、これはファンがよりメルセデスの2名を識別しやすくするためでもだったという。
ハミルトンはF1参戦当初、カート時代から続く蛍光イエローのヘルメットデザインを使用してきた。しかし2018年頃から白をベースとしたデザインへと切り替わり、過去2年間は紫と黒をベースとしたヘルメットを使用していた。
だが2022年シーズンを前に、ハミルトンはヘルメットデザインをかつての蛍光イエローに戻すことを表明。彼はそれを自身の”歴史”と、”始まりの愛”を示すためだったと語っている。
彼のヘルメットを覆う蛍光イエローは、今シーズンのマシンW13にも見られる要素だ。ノーズやマシンサイドに配置された彼のパーソナルナンバー44番も同様のカラーリングとなっており、ホイールのディフレクターも黄色で縁取られている。
ハミルトンは、この黄色いヘルメットデザインを復活させることで、2台のメルセデスのマシンを、ファンがコース上でより上手く見分けられる手助けをしたかったと語っている。
「僕が気づいたコト、そして気にしているコトは、グランプリを見てくれている人に(メルセデスの)2台のマシンの区別が難しいということだ。僕はこの問題をチーム内部で取り上げたんだ」
ハミルトンはそう語る。
「ローンチ後、iPad片手に何時間かを使って写真をちょっと編集して、マシンカラーリングがどう見えるかをトト(ウルフ/チーム代表)とオラ(ケレニウス/メルセデス・ベンツ・グループCEO)に送ったんだ」
「一番目立つ色は何かと少し調べてもみて、黄色に行き着いた。だから僕らはこのカラーリングをマシンに施したんだ」
「それから、今のハロがあるとヘルメットが見えづらいことに気がついて、ヘルメットデザインもしっかり明るくすることに決めたんだ」
なおハミルトンとチームメイトのジョージ・ラッセルの駆るマシンの、その他の見分け方だが、マシン上部の車載カメラの色が異なっている。ハミルトンは黄色、ラッセルは黒だ。
なおハミルトンは最近、母親の姓を自身の名前に取り入れるというアイデアを披露していたが、すでにミドルネームとして改名を申請しているという。
「母方の祖父が亡くなったときは悲しかった。そして、母と祖父の名前を僕の名に加えたいと何度も思ってきたんだ」
「僕はもうミドルネームに父方のデビッドソンが入っている。でも、これはサプライズになると思ったんだ。結局、母に伝える前に漏らしちゃったんだけどね!
「もう申請をしてあるんだ。話していたと思うけど、名字じゃない。ミドルネームに加わることになる」