SL人吉に桃のマークを施し、人気ゲーム「桃太郎電鉄」の世界観を表現した「SL桃鉄号」が26日、
JR熊本駅(熊本市西区)を出発した。4月9日まで土曜と日曜日限定で、熊本駅と鳥栖駅(佐賀県鳥栖市)を1日1往復する。

 桃太郎電鉄は、日本全国を鉄道で巡りながら不動産などを買い、総資産を競うゲーム。
JR九州が地域活性化策の一環で、ゲームを販売するコナミデジタルエンタテインメント(東京)に協力を依頼した。

 桃鉄号は5両編成。3両が客車で、約130座席を確保した。
先頭のヘッドマークに桃のマークを装飾し、車体の銘板には「桃鉄」と記した。
車内ではサイコロを振ってゲームのキャラクターのステッカーなどがもらえるイベントを楽しめる。

 天草市から母親(33)と来た男児(9)は「大好きなゲームなので、とても楽しみにしていた」と笑顔で話し、桃鉄号に乗り込んだ。

 出発式には、桃鉄シリーズを手掛けてきたゲームデザイナーのさくまあきらさんも出席。
多くのファンも駆け付け、発車の合図で勢いよく煙を噴き上げた桃鉄号を見送った。

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