https://mainichi.jp/articles/20220325/ddm/008/030/142000c

ロシアによるウクライナ侵攻が1カ月に及ぶ中、欧米や日本による厳しい対露経済制裁が続いている。どの程度までロシア経済に響くのか。服部倫卓・ロシアNIS経済研究所所長に話を聞いた。

半年〜1年でデフォルトの可能性

 想像以上に強固な制裁の包囲網が形成されている。ロシアの中央銀行と財務省は2月に、企業に外貨建て収入の80%を強制的に売却させることを決めた。
国や中央銀行に入ってくる外貨で当面1〜2カ月の国債の利払いくらいはできてもおかしくないが、今の状態が半年から1年と続くと、デフォルト(債務不履行)になる可能性はある。