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竹と笹の違いは?

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

パンダが笹をムシャムシャと食べる動画を見て、ほんわか癒やされています。この笹が成長すると竹になると思っていたのですが、実は別の植物だって知りました。気になるので調べてみます!

竹と笹の違い

正月の門松で使う竹、七夕に短冊を飾る笹、どちらも私たちの四季を彩る身近なものですよね。両方ともタケ類のイネ科タケ亜科に属しているので、見た目はとてもよく似ています。違いはどこにあるのでしょう。

見た目の違い
わかりやすい違いは、枝のつき方と本数です。竹は稈(かん、樹木でいう幹の部分)にある節目から2本の枝が出ていますが、笹は3本以上の枝が生えます。

また、節の部分にたけのこの皮が残っているものが笹です。竹は、稈が伸びるにつれて皮が落ちますが、笹は皮が付いたまま成長します。

草丈は竹が圧倒的に大きく、一般的に5m以上の高さになります。一方、笹は1〜2mほどが多いとされています。モウソウチクは25mにもなり、クマザサは1mほど。ただし、1mほどしかない竹や4m以上になる笹の種類もあります。

葉の模様にも竹と笹で違いがあります。肉眼で見分けることは難しいのですが、竹の葉脈は格子状で、笹は平行になっています。

見た目以外の違い
見た目以外の特徴としては、生育する環境の違いがあります。笹は竹より耐寒性があるため、北海道などの寒冷地や標高が高い場所でも育ちます。一方、竹は温暖な気候に分布します。そのため、北海道ではたけのこでなく、笹の子が食べられています。

生活の中では、使い方による呼び分けも。殺菌作用や防腐効果のある葉で食品を包んで使うことが多い笹は、「笹団子」や「笹の葉寿司」などがあります。また、丈夫で加工しやすい竹は、「竹かご」「竹垣」など、さまざまな日用品や建材に加工されています。どれもなじみ深いものですね。

最後に、少々時間のかかる違いを紹介します。どちらも花が咲きますが、その周期は、笹が約40〜60年、竹は約40〜120年! ちなみに花言葉は、竹が「節度」で、笹は「ささやかな幸せ」。なかなか見ることができそうにありませんが、開花に巡り合えたらラッキーですね。