https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220324/k10013549851000.html

成田空港 国内線旅客便の着陸料 4月から一定割合徴収を再開

成田空港会社は、国内線の需要に回復がみられるとして、航空会社への支援でこれまで全額免除にしていた着陸料の支払いを、4月から一定の割合で求めることになりました。

これは24日、成田空港会社が会見を開き明らかにしました。

それによりますと、成田空港会社は、新型コロナの影響で厳しい経営が続く航空会社を支援するため、おととしから国内線の旅客便の着陸料を全額免除していましたが、需要に回復がみられるとして、新年度からは免除の割合を縮小し、徴収を再開するということです。

徴収する着陸料は、関西や新千歳、福岡、那覇の主要路線では本来の3分の2、それ以外の路線では5分の1とするとしています。

一方、国際線の旅客便については、需要がどこまで回復するか不透明だとして、これまでどおり、およそ3割減免する支援を継続することになりました。

また、賃貸料の減額など、空港内の店舗に対する支援は期間を半年間延長し、ことし9月まで続けることにしています。

成田空港会社の田村明比古社長は「需要の回復を踏まえ、負担をお願いすることにした。厳しい状況は続くが、航空会社やテナントなどと協力しながら乗り越えていきたい」と話していました。