米政府、ロシアのカスペルスキーを「国家安全保障上の脅威」と認定 2022年03月27日
米連邦通信委員会(FCC)は25日、ロシアの情報セキュリティ企業Kaspersky Lab(カスペルスキー)を
「国家安全保障上の脅威」に認定したことを発表しました。
FCCによってロシア企業が「米国の国家安全保障に受け入れがたいリスクをもたらす」リストに加えられたのは、これが初めてのことです。
カスペルスキーは、China Mobile(中国移動通信)やChina Telecom(中国電信)とともに、25日付けでリストに追加されています。
このほか、中国ZTEやHuaweiもリストに含まれており、全8社の名前が並んでいるかっこうです。
このリストで名指しされた企業の製品については、米国内の企業はFCCが運営する
ユニバーサルサービス基金(USF)を使って購入することが禁じられます。
また、今回の件に先立ちドイツの情報セキュリティ当局も、ロシアによるウクライナ侵攻が続くなか、
カスペルスキー製品を使うことは「相当程度」のサイバーリスクがあるとして、利用を控えるよう警告していました。
日本政府も同じような対応を取るのか、注視していきたいところです。
https://japanese.engadget.com/fcc-calls-russian-kaspersky-national-security-risk-041506893.html
https://media.kaspersky.com/en/kaspersky.png