認知症患者に性的虐待など不適切行為疑い 大阪府が病院を指導
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20220329/2000059509.html

大阪・東大阪市の精神科病院の職員が、認知症の入院患者に対し、
胸をさわるなどの性的な虐待や車いすを乱暴に扱うなどの不適切な行為をしていた疑いがあるとして、
大阪府が、去年、再発防止を図るよう指導していたことがわかりました。

指導を受けたのは、東大阪市の「阪本病院」です。
大阪府によりますと、この病院の職員は認知症の入院患者に対し、
▼胸や性器をさわるなどの性的な虐待が疑われる行為のほか、
▼乱暴なことばづかいや、▼車いすの前輪をあげて走るといった危険な行為をしていた疑
いがあるということです。
去年、匿名の通報を受けて、大阪府が調査した結果、発覚したということで、こうした行
為の具体的な時期などは特定できなかったものの、10人程度が関わった疑いがあるということです。

男性職員の1人は性的虐待が疑われる行為をしたことを認め、
「男性患者とコミュニケーションをとるつもりで、胸などをさわった」と話したということです。