北海道立の高等看護学院の学生が教員からパワーハラスメントを受けていた問題で、道は29日付で教員10人を懲戒処分にした。
認定されたパワハラ53件のうち、最多の19件に関わったとされた江差学院副学院長の女性(62)は停職6カ月=3月末で依願退職=とした。
【写真】学生が作成した始末書と反省文の一部。何度も書き直しを指示され、全部で30枚以上に及んだという
道によると、副学院長は長期間にわたり、複数の学生に「殴る」などの暴言や執拗(しつよう)な非難、威圧的行為などの多くのパワハラを行い、著しい精神的な苦痛を与えたとされる。
このほか江差、紋別両学院の教員9人については、減給3カ月1人▽減給1カ月4人▽戒告4人とした。
道地域医療推進局の岡本収司局長は会見で「処分が遅すぎるという意見は真摯(しんし)に受け止める。再建に向けてやるべきことはあるが、一つの答えは出せた」と述べた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/250a4fb3071c0c917f25f4a49e15f9ed0d1fa4ff
中でも江差学院の副学院長は19件と最も多かった。3カ月間にわたって執拗(しつよう)に始末書を書かせたり、「ペンでぶっ刺すぞ」「殴る蹴るの暴行をしたくなる」「お前みたいなバカは死ね」といった暴言を浴びせたりしたことが確認されたという。
https://www.asahi.com/sp/articles/ASPBZ5TZ0PBZIIPE007.html?oai=ASQ3Z2V92Q3YIIPE00Z&ref=yahoo