ウィル・スミス、脱毛症の男性を笑いものにするビデオが発掘される


先週末開催されたアカデミー賞授賞式でプレゼンターのクリス・ロックを引っ叩くという前代未聞の事件を起こしたウィル・スミス。経緯はすでに多くの人が知るところだけれど、原因はクリスがウィルの妻ジェイダ・ピンケット・スミスの坊主頭をジョークのネタにしたこと。映画『G.I.ジェーン』でデミ・ムーアが頭を剃っていたことに準え「愛しているよ、ジェイダ。『G.I.ジェーン2』で君を見るのを楽しみにしている」。ところがジェイダの坊主頭は脱毛症のせい。髪が抜けてしまった部分を目立たなくするためだった。ウィルは翌日発表した声明で「ジェイダの病状がジョークにされることは耐えられなかった」と説明していた。一部のファンやセレブからは妻の名誉を守ろうとしたウィルの行為を称える声も上がった。

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ところがウィルが過去に脱毛症を患う男性をクリスと同じように笑いものにしていたことが明らかになった。そのときの動画が発掘、SNSに出回りアメリカマスコミを騒がせている。問題のシーンは1991年にウィルがテレビ番組「アルセニオ・ホール・ショー」に出演したときのもの。

誰にでも自分のルールがあると話していたウィルは番組専属のバンドのベーシスト、ジョン・B・ウィリアムズを指差すと「例えば彼にもルールがある。毎日頭をワックス脱毛するんだ。それが彼のルールだ!」。ウィリアムズは笑いながら頷いている。動画ではウィリアムズが脱毛症を患っていることは明らかになっていない。しかしアフリカ系カルチャーを扱うサイト「Not Just OK」のエディターは、ウィリアムズは脱毛症だったとツイートしている。

ウィルが当時23歳と若かったこと、ウィリアムズの病気を知らなかった可能性もあることなどを指摘する声も上がっているが「クリス・ロックのジョークよりも悪趣味だ」と炎上し始めている。ちなみにエンタメサイト「TMZ」によるとクリスもジェイダの病気のことは知らなかったという。ウィルがこの批判にどう反応するのか注目が集まっている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d065ce41e9a6756be4f4aa76063e4088d3da19c6