名バイプレーヤーとして活躍していたことがアダとなった? 女優たちへの性加害報道があった俳優・木下ほうか(58)が先日、無期限活動休止を発表したが、テレビ局に与える影響はまだ尾を引いている。急きょドラマ出演カットを決めたNHKに続いて、各局が対応を迫られているのだ。

 木下は4月5日スタートのNHKドラマ「正直不動産」に出演予定だったが、一連の報道で所属事務所から契約解除された。ドラマは降板となり、出演シーンはカット。ドラマ関係者によると「本当に時間がない中での降板決定だから、制作スタッフは頭を抱えた。間に合わせるため突貫作業でやっている」という。

 困っているのは、放送予定のドラマだけではない。木下は主演を張るわけではないが、脇役として重宝されていたため数多くの作品に出演していた。そのため、ドラマの再放送や映画をテレビで放送するにあたって、木下と遭遇≠オてしまう可能性が高いのだ。

 TBSでは4月3日に映画「七つの会議」のスペシャル編集版が放送される。この作品は2019年に公開され、興行収入21億円以上を記録したヒット作で、昨年3月にも放送された。作家・池井戸潤氏の小説が原作で、主演の野村萬斎のほか香川照之、及川光博、片岡愛之助ら豪華キャストが出演している。

 木下は主人公が務める電機メーカーの親会社、ゼノックスの副社長として出演している。

「すでに編集は終えているが、木下の出演シーンをカットするため再編集しなきゃいけないと大慌て。出演作が多いだけに、これからテレビ各局は過去作を放送するにあたって木下ほうかチェック≠ヘ欠かせない」(TBS関係者)

 まだまだ余波は続いている…。


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