
KDDI 3G通信きょうで終了 ガラケーで使われ携帯の普及支える
auを手がけるKDDIはガラケーと呼ばれる携帯電話で使われている3Gの通信を31日で終了します。
音声通話だけでなく写真や動画の送信ができるようになるなど携帯の普及を支えた通信規格で、今後はスマートフォンのもとで高速・大容量の5Gの整備が進むことになります。
3Gの通信規格は2000年代の初頭にサービスが始まり、主にガラケーと呼ばれる携帯電話で使われています。
各社は▽FOMAや▽CDMA 1X WINといったサービス名で機能を多様化し、音声通話だけでなく写真や動画を送信できるようになるなど携帯電話の普及を支えました。
その後、通信規格は急速に普及したスマートフォンのもとで4Gが主流となり、auを手がけるKDDIは利用者が減ったことなどから、31日で3Gのサービスを終了します。
4月1日午前0時以降は原則利用できなくなって自動的に解約になるということで、会社では無料で機種変更に応じるとともに早めの変更手続きを呼びかけています。
KDDIの柏熊浩幸さんは「ガラケーと同じように操作できる4Gの携帯電話も用意し操作の案内も行っている。店舗などに問い合わせてもらいたい」と話していました。
ソフトバンクとNTTドコモは当面3Gを続けますが▽ソフトバンクは2024年1月に▽NTTドコモは2026年3月に終了する予定です。
各社は今後4Gよりも高速で大容量の5Gの整備を進める計画です。
SNSや決済、それにAR=拡張現実の技術を使ったサービスなど携帯端末の用途は一層多様化しそうです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220331/amp/k10013560041000.html