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https://news.mynavi.jp/techplus/article/20220331-2308593/
Omdiaの調査による2021年半導体売上高ランキングのトップとなったのは、前年比0.4%増と市場平均成長率24.2%を大きく下回ったIntel。売上高は766億ドル。同32.1%増で第3四半期以降は売り上げ規模でIntelを追い抜いたSamsung Electronicsの通年売上高が752億ドルとなっており、なんとか首位陥落を免れた形となった。
Intelの事業の柱であるMPU市場の成長率は同11%と、ほかの半導体製品分野ほどの高い成長率を示せていない。Omdiaの半導体担当コンサルティングディレクタである杉山氏は、Intelについて「(売上高横ばいが続いてきたが)今年は、PC市場向けのAlder Lake、DC市場向けのSapphire Rapidsが展開されるので巻き返してくるだろう」とみている。
一方、Intelに肉薄するSamsungの力強い成長は、DRAM市場(2021年の成長率は42%増)とNAND市場(同23%増)の2大市場の拡大が後押ししたもので、トップIntelとの売り上げ規模の差は2020年には193億ドルあったが、2021年は14億ドルまで縮まった。
同社の売上高ランキングは、3位のSK Hynixまでが2020年のものと順位に変動がなかった。4位以下は、QualcommとMicron Technologyが入れ替わり、4位にQualcomm、5位にMicronとなったほか、NVIDIAが8位から7位に、MediaTekが10位から8位に繰り上がった一方、Texas Instrumentsが7位から9位に転落。また、AMDが前年の13位からトップ10社中、同68%増というもっとも高い成長率を示し、10位へとランクインしてきた。
トップ10社の本社所在地の国・地域別内訳は、米国が7社(IDM3社、ファブレス4社)、韓国が2社(IDM)、台湾が1社(ファブレス)で、日本勢はトップ10のランク外となっている。
ちなみに15位までに広げると、以下の通り、日本勢が入ってくるという。
11位:Infineon Technologies(2020年は9位)
12位:キオクシア(2020年は11位)
13位:STMicroelectronics
14位:NXP Semiconductors
15位:ルネサス エレクトロニクス