【イスラマバード共同】パキスタンのカーン首相は3日のテレビ演説で、自身の不信任案審議中の下院解散の理由について、野党連合が外国勢力と共に政権転覆を図ったためと主張し「国家に対する大きな陰謀は失敗した」と語った。

 カーン氏はロシアのウクライナ侵攻当日にプーチン大統領とモスクワで首脳会談したことで「強国が腹を立てている」と説明。
米国だと暗に示したが、プライス米国務省報道官は3月下旬の記者会見で「そのような事実はない」と否定した。

 パキスタンは高インフレや通貨安で経済危機に直面、野党連合はカーン氏が有効策を打ち出せていないとして3月に不信任案を提出した。(共同通信)
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