小川ひまりさん22歳。彼女は現役の企画単体AV女優でありながら、平日はOLとして働いている。
「悪いことをしている訳ではないから、会社の人にAVやってるのがバレても“人違いです!” で通すから大丈夫です」と、あっけらっかんと笑う。
彼女がAV業界に足を踏み入れたのは3年前。
だが、彼女はもともと小学生時代から子役として活動していたベテランである。
「親のすすめもあって、大手の芸能事務所に所属していました。連続ドラマのちょい役やCMにも何回か出演しました」
有名人とも共演経験が多く、学校やご近所の方に「TVで見たよ!」と声をかけられることも多かったそうだ。
「このまま将来は女優になるんだろうな〜と漠然と考えていましたが、現実はそう甘くない。子役は寿命がすごく短い。
そこそこ人気があっても成長の過程でニーズがなくなるとすぐ干されてしまうんです」
年齢を重ねるたびに、毎週のようにあったオーディションの数が軒並み減ってしまい、幼心にも自身の需要がなくなってしまったことへの
焦りを感じてしまった。そこで彼女が次に活路を見出したには“地下アイドル” という道だった。
「演じたいけど、演じる仕事がなくてもんもんとする中、当時の事務所で地下アイドルのオーディションがあって
『あ、やってみようかな〜』って思って。軽い気持ちで受けてみたんです」
ひまりさんは無事オーディションを通過しアイドルとしてデビューする。一見順調に思えたが、ここでもまた葛藤が生まれた。
「なんていうか、部活の延長でアイドルをやってるメンバーが多かったんですよね。私は売れたくて、すごい必死に頑張っていたんですが、
逆にそれが裏目に出てしまったというか」
メンバー内で孤立してしまい脱退。その後、4つのアイドルグループに所属した。
中には某深夜番組のエンディングテーマを担当したグループもあったが、ひまりさんは20歳の若さで芸能界を引退する決断をする。
「何とか売れたかったんですが、アイドル活動をして“絶対ここにいても売れないだろうな” と気がついてしまったんです。
『メジャーを目指せ!』って事務所はいうけど、どうやってメジャーになるの?って。限界感じました。
ギャラもチェキの売上の半分のみで安定しないし。もう頑張って続ける意味がないなぁと。
長いけど大成しない芸能活動に萎えてしまいました」
https://news.livedoor.com/article/detail/21944243/