強権オルバン首相の与党勝利 ハンガリー総選挙、親ロ批判も


【ベルリン時事】ハンガリーで3日、議会選(一院制、定数199)が行われた。
強権政治で欧州連合(EU)と距離を取るオルバン首相率いる右派与党「フィデス・
ハンガリー市民連盟」が、反オルバンで結集した野党連合を破り、勝利を確実にした。
オルバン氏は首相として連続4選(通算では5選)される見通しとなった。
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 開票率約8割の段階で、フィデスの得票率は5割を超え、野党連合の3割超を大きくリード。
AFP通信によると、オルバン氏は「月からも、(EU本部がある)ブリュッセルからも見えるほどの大勝利だ」
と勝利宣言し、EUを挑発した。
 ハンガリーは隣国ウクライナへのロシアの侵攻を非難する一方、欧州諸国の武器を自国経由で
ウクライナに供与することは拒否。野党連合は、オルバン政権は「親ロシアだ」との批判を展開したが、
有権者は戦争に関わらない姿勢を評価したもようだ。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022040400222&;g=int