兵庫県淡路市富島の貯木場で、「幻のヘビ」と呼ばれるシロマダラが見つかった。
夜行性で細長くて目立たず、県のレッドリスト「Cランク」で、準絶滅危惧種に相当する。
捕獲した有馬大貴さん(23)は「意外な発見にワクワクした」と驚いている。

 有馬さんは3月下旬、木材業を営む父親の崇充さん(49)と貯木場で掃除中、ヒノキの皮の下でヘビを発見した。周辺でよく見られるマムシと思ったが、クワガタの飼育が趣味で、山によく入る崇充さんがシロマダラと気づき、作業場に持ち帰った。

 見つかったシロマダラは体長約60センチ。
気性が荒いといい、神戸市立須磨海浜水族園の担当者によると、毒はないが、トカゲやヘビなどを食べるという。

 有馬さんは「ヘビは幸運を運ぶと言われる。今年度から家業を手伝うので、いいスタートが切れそう」と話しており、飼育してくれる施設などを探している。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220404-OYT1T50253/
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