「猫を捨てる人」がフランスで激増した悲しい事情
コロナ禍で飼う人が増えたのは他国と一緒だが
https://toyokeizai.net/articles/-/579779

猫の保護団体引き取りが激増

現在フランスでは、ペットとしては犬が800万匹、猫1400万匹、ウサギやハムスターなどの小動物が400万匹飼われている。
一方で、2021年の5月から8月までに、国内最大規模の動物保護施設では1万7000匹もの動物が保護されたそうだ。

1年間ではおそらく10万匹以上のペットがフランス国内全体で引き取られたとされている。
この数は過去最多で、最も引き取り数が多かった動物が猫だ。動物保護協会(SPA)によると、
2019年比で猫の保護数が2021年では30%も増加した。

SPAは1845年に発足した。フランスの動物保護分野では最も大きく、有名な協会だ。
各地に55の保護センタ―が設置され、迷子や遺棄、虐待などされた動物を保護し、
身元の確認や避妊手術、ワクチン接種、治療、しつけの教育などをして新たな飼い主を探している。