「並外れて大きいもの」という意味のワッパーは、バーガーキングの看板とも言えるメインメニューです。
そんなワッパーをはじめとするバーガーキングのハンバーガーが「実物が広告より小さい」として、集団訴訟が提起されたことが分かりました。

2022年3月28日にフロリダ州南部地区連邦地方裁判所で提起された訴訟の中で、バーガーキングを訴えた消費者4人は、「バーガーキングの広告はハンバーガーを実物より大きく見せている」と主張して、広告にだまされた全ての人に対する金銭的賠償を求めました。
なお、訴状では具体的な賠償額については明示されていません。

訴状の中で原告らは「バーガーキングは自社のハンバーガーを、競合他社と比較して大きなハンバーガーとして宣伝し、特大のミートパティとバンズからはみ出る具材により、サイズを実物より約35%大きく、倍以上の肉を含んでいるように見せている」と訴えました。
また、近年のインフレにより肉などの食材の価格が高騰していることで、この問題は特に低所得者層の消費者にとって大きな問題になっていると、原告は指摘しています。

26ページに及ぶ訴状では、ワッパーにとどまらずインポッシブルバーガーやビッグキング、ベーコンダブルチーズバーガーなどのメニューも誇大広告だと主張されており、原告らはバーガーキングに対して「誇張されたメニュー」の販売を中止するか、広告を修正するように求めました。

バーガーキングの広報担当者はこの件についてのメディアの問い合わせに対し、「係争中もしくは潜在的な訴訟についてはコメントしません」と回答しました。

https://gigazine.net/news/20220406-burger-king-sued-whopper/