4月4日、大阪市淀川区の建物の一室で弁当店のベトナム人女性が死亡しているのが見つかった事件で、警察はこの部屋に住む山口利家(59)容疑者を強盗殺人と死体遺棄の疑いで逮捕ました。

 この事件は、4月4日午前7時前、大阪市淀川区三津屋中にある建物2階の一室で、大阪市西淀川区に住むベトナム国籍のヴォ・ティ・レ・クインさん(31)が倒れているのが見つかり、死亡が確認されました。
ヴォさんは建物1階に入る弁当店にアルバイト従業員として勤務していたということです。

 店の防犯カメラには、3日にヴォさんが2階の部屋に住む山口容疑者と2人で店を出る様子が映っていたことがわかっています。

 遺体が見つかった部屋では、山口容疑者がベッドで首から血を流して倒れているのが見つかり、病院へ搬送され手当てを受けていました。
また、山口容疑者の部屋からは血の付いた刃物も見つかっていて、警察は山口容疑者が事情を知っているものとみて捜査していました。

 そして、4月6日に警察は山口容疑者を自宅へヴォさんを誘い出し首を絞めて殺害し、ヴォさんのかばんを奪うなどした強盗殺人と死体遺棄の疑いで逮捕しました。

 警察によりますと、ヴォさんの遺体は布団の圧縮袋に入れられ、その袋を粘着テープで何重にも巻かれ、遺棄されていたということです。
また、袋の上には空気清浄機が置かれていたということです。

 警察の取り調べに対して山口容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているということです。

 警察は今後、男とヴォさんとの関係など事件に至った経緯について調べる方針です。

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