「ウクライナの大衆も有罪」とロシア国営通信

ウクライナの首都近郊で民間人とみられる多数の遺体が見つかったのと同時期に、ロシアの国営メディアが掲載した論文が波紋を呼んでいる。
「ナチス政府」を支持したとして、ウクライナの「大衆のかなりの部分が有罪」と主張し、侵攻を正当化する内容だ。

ウクライナのゼレンスキー大統領は4日の演説でこの論文に触れ、「ロシアの戦争犯罪者に対する法廷での証拠になる」と述べた。

ロシアのノーボスチ通信が3日、「ロシアはウクライナに何をなすべきか」と題する論文を配信した。

 その中で、ウクライナの人たちがゼレンスキー氏を支持していることを理由に、かなりの部分が「ナチス政権」に引き込まれている状態だと決めつけ、プーチン政権が唱えるウクライナの「非ナチ化」とは「ナチ化された大衆への一連の措置だ」と説明した。


https://www.asahi.com/articles/ASQ457FT7Q45UHBI03M.html