ロシア軍による35日間にわたり占領されていたキーウ州のホストメリでは、400人以上の住民が行方不明とみなされている。
ドゥメンコ・ホストメリ町軍行政府長官がフロマツィケ・ラジオへのインタビュー時に発言した。

ドゥメンコ氏は、「35日間の占領の間、私たちのところでは、400名以上が行方不明となっている。私たちは、国家非常事態庁と国家警察の職員とともに、ホストメリの地下を調べている」と発言した。

さらに同氏は、ホストメリではロシア軍人がユーリー・プリリプコ町長を殺害し、その際に、ボランティアのルスラン・カルペンコ氏とイヴァン・ゾリャー氏も一緒に殺されたと伝えた。遺体はすでに見つかっているという。

同氏は、「ホストメリでは、遺体はそれほど多く見つかっていない。私たちの領域共同体の村々にて、遺体、殺された(ホストメリの)住民が見つかった。また、私たちの自治体の何人かは、ブチャで見つかった。占領者が人々を移動させていたということを理解せねばならない。人々がフリビウカからホストメリに移動し、その後連絡が途絶えたという確認済みの情報がある。同時に、占領者が自らの犯罪の痕跡を消し去ったということも理解すべきである」と発言した。

また同氏は、人々の遺体の写った写真や動画はあるが、その遺体自体がいまだに見つからないとも発言した上で、人々が避難車列で町を離れる際に、ロシア軍が自らの行動の痕跡を消している姿を見たという話があるとし、「あなたがホストメリ方面へ移動していたとし、通り沿いに銃撃された自動車が子供を含む死体とともにあるとする。そして、その場に戻ったとする。しかし、遺体はもうそこにないのだ」と指摘した。

なお、ロシア軍は、ホストメリ制圧後、ユーリー・プリリプコ町長他2名を殺害したことがわかっている。ホストメリ町議会は3月7日、「ホストメリ領域共同体の首長、ユーリー・プリリプコ氏が、飢える人にパンを、病人に薬を渡している時に死亡した。苦しむ人を喜ばせ、失望する人を喜ばせている時だった。彼の他に、仲間のルスラン・カルペンコ、イヴァン・ゾリャが占領者により銃殺された」と発表していた。

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