ネット中傷で353件検挙 昨年、侮辱や名誉毀損―警察庁
全国の警察が2021年に検挙したサイバー犯罪のうち、インターネット交流サイト(SNS)での誹謗(ひぼう)中傷などをめぐる侮辱や名誉毀損(きそん)は前年比40件増の計353件だったことが7日、警察庁のまとめで分かった。
SNS上での中傷は、人気番組の出演者が自殺するなど社会問題化。警察も、被害者側から相談などを受けた際に積極的に対応している。
警察庁によると、検挙は名誉毀損が315件、侮辱が38件だった。脅迫が387件、ストーカー規制法違反も325件あった。
サイバー犯罪全体の検挙件数は計1万2209件(確定値)で過去最多を更新。キャッシュレス決済のIDの不正取得といった詐欺が計3457件で最多となった。
https://www.jiji.com/sp/article?k=2022040700390&g=soc