動物虐待検挙が過去最高 170件、猫最多―警察庁

 昨年1年間に警察が動物愛護法違反で検挙した動物虐待が前年比68件増の170件で、統計のある2010年以降で過去最高となったことが7日、警察庁のまとめで分かった。社会的な関心の高まりで動物愛護団体や市民からの通報が増えているためとみられる

 検挙したのは199人2法人。虐待された動物は猫が95件で最多となり、犬は60件だった。ほかに馬、フェレット、インコなども対象となっていた。

 内容は動物を捨てる遺棄が81件で最も多く、餌をやらなかったり不衛生な環境で飼育したりする虐待が48件、殺傷が41件だった。空気銃を使って猫を射殺したとして、千葉県警が昨年6月に40代の男を逮捕するなどの事案があった。
https://www.jiji.com/sp/article?k=2022040700385&;g=soc