欧州連合(EU)加盟国の東欧ハンガリーで3日、議会選挙が投開票された。オルバン首相率いる右派「フィデス・ハンガリー市民連盟」の与党連合が野党連合を破った。オルバン氏は2010年から4期連続で政権運営を担う。強権主義に傾斜するオルバン氏の再選は、民主主義を重視するEUにとって懸案事項となる。

ロイター通信などによると、開票率98%の段階で、フィデス・ハンガリー市民連盟が約53%を獲得。親EUで「打倒オルバン」を掲げた野党連合(約35%)に大差を付けた。オルバン氏は「月からも(EU本部がある)ブリュッセルからも見えるほどの大きな勝利を収めた」と勝利宣言した。https://www.sankei.com/article/20220404-HDWNBTDRMJKIPJZQM3FWQL27KI/