https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220407/k10013571931000.html

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220407/K10013571931_2204071817_0407192238_01_04.jpg

これまでで最も古いおよそ135億年前とみられる銀河を発見したと、東京大学が参加する国際研究グループが発表し、
宇宙が誕生して3億年後の初期の姿を知る重要な手がかりになると注目されています。

東京大学やアメリカのハーバード大学などの国際研究グループは、地球からの距離がおよそ135億光年離れた宇宙で、
銀河を発見したと発表しました。

これまで見つかっていた最も遠い銀河よりさらにおよそ1億光年遠く、宇宙誕生からおよそ3億年後の
およそ135億年前の銀河とみられ、これまでで最も古いということです。

この銀河は比較的明るく、1年間に100個以上の早いペースで星が誕生している状況を観測しているのではないかとしています。

また、この銀河の中心には重さが太陽のおよそ1億倍の巨大なブラックホールが存在する可能性もあるとしていて、
宇宙の初期の姿を知る重要な手がかりになると注目されています。

国際研究グループの東京大学の播金優一助教は「発見したときには鳥肌がたった。
この銀河には第1世代と呼ばれる宇宙で最初に誕生した星のグループが含まれている可能性があり、
今後はこの銀河の年代を特定するとともにさらに詳しい観測を行いたい」と話していました。