報道に苦しむ「たくさんのフェイク情報があった」
―ソチ五輪のあと、あなたに向けられた賞賛は、前進するための原動力になりましたか。それとも逆に重圧だったのか。
押しつぶされそうでした。私には力が残っていませんでした。本当に辛かった。私は公人ではありません。
その上、子どものころからとても内向的な人間でした。初対面の人と話すとき、頑張らなければなりません。
今、少しはいろんな人と話せるようになって、多少は社交的になりました。でも、内向的な性格はすでに定着しています。
私はすべての新聞、テレビ放送に自分が登場する必要があるとは思っていません。
そのようなことは歓迎しませんし、自らもそうはしません。話すのも短く、必要があれば反論することもあります。
長い沈黙と引退宣言に関連して、たくさんの「お節介な人」が出てきて、記事が書かれたり、
私が全く知らない人がインタビューを受けたりしました。
最初は滑稽なだけで、狂ってもいませんでした。次第にたくさんのフェイク情報が出るようになり、反論したくなったんです。
そのきっかけになった番組があります。国営放送の「1チャンネル」です。内容はすべて完全な嘘でした。
番組の担当者たちに「どうやったらそんな結論になったのですか?」と尋ねると、彼らは「君は自分で情報を否定しなかった。
だからそれは本当だ」と言ったんです。だから、私はこの場で憶測に対して反論せざるを得ないのです。
「拒食症は21世紀の病気」 リプニツカヤ選手が語った引退の真相とは?
https://www.huffingtonpost.jp/2017/09/14/lipnitskaya-interview_a_23208693/