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フジ間宮祥太朗vs日テレ今田美桜 春の改編で6年ぶり水曜10時“眼福ドラマ”対決の行方

 もう新年度。地上波テレビも一年で最も大きな“春の改編”がある。

「低予算ながら個性的な番組で支持を集めるテレビ東京が、さらに枠を増やして〈深夜ドラマはテレ東〉を目指す動きがあります。GP帯ではフジテレビが6年ぶりに水曜10時枠にドラマを復活させました。同時間帯にドラマ枠がある日本テレビとの対決の行方は、今期の改編で一番の注目ポイントです」(広告代理店関係者)

間宮祥太朗「ファイトソング」から始まる “歌うま人気俳優”の道

 フジ水曜10時枠のドラマといえば、1991〜92年に4作品、98〜99年に6作品、2013〜16年に12作品が放送され、「ショムニ」(98年)や「お水の花道」(99年)に「リーガルハイ」(13年)などのヒット作もあるものの、14年4月期の香取慎吾(45)主演「SMOKING GUN〜決定的証拠〜」以降は平均世帯視聴率が6〜7%台と低迷。9%台と比較的健闘した16年1月期の長瀬智也(43)主演「フラジャイル」で終了してから6年ぶりの復活だ。

 その復活第1作は“不良漫画の天才”とも称される小沢としおの「ナンバMG5」と続編「ナンバデッドエンド」を原作にした「ナンバMG5」。ヤンキーの英才教育を受けた主人公がまじめな学園生活に憧れ、高校入学を機に“逆デビュー”する話で、主人公・難波剛を間宮祥太朗(28)が演じ、演出を「踊る大捜査線」シリーズの本広克行氏が務める。

「水曜10時枠で連ドラを30年間放送している日テレにぶつけるのが、日テレで放送され、映画化もされた『今日から俺は!!』の“逆バージョン”というのも、何か因縁を感じます」

 迎え撃つ日テレも漫画が原作で「悪女(わる)〜働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?〜」。92年に読売テレビ制作・日テレ系で放送された深見じゅん原作の「悪女」の現代バージョンで、持ち前の明るさとバイタリティーで仕事に恋に奮闘するヒロインを、GP帯連ドラ初主演の今田美桜(25)が演じる。92年版に主演し、脚光を浴びた石田ひかり(49)も出演。テレビコラムニストの亀井徳明氏は「同じ曜日と時間にドラマが重なるのは久しぶり。メディアは“対決”の構図をつくりたがるでしょうが」として、こう続ける。

「恋に仕事に奮闘するヒロインを扱った作品が多い日テレ水曜10時枠に、同じテーマでぶつけているわけでもないし、録画や配信で両方見ることも可能ですから、視聴者にとっては関係ない。ただ『ナンバ』には神尾楓珠さんやSixTONESの森本慎太郎さん、『悪女』には鈴木伸之さんや高橋文哉さんなど勢いあるイケメンが登場する。イケメンウオッチャーにはある意味“眼福対決”なのかもしれません。個人的には、間宮さんと今田さんがどれだけ振り切った主人公を演じてくれるのか期待しています」

 共に2週間後、13日にスタートする。フジ×日テレ、決戦は水曜日?