JR宇都宮線の電車内で1月、喫煙を注意した高校生が暴行を受けてけがをした事件があり、宇都宮地検栃木支部は8日、栃木県警に傷害容疑で逮捕された宇都宮市、飲食店従業員の男(28)について、傷害と強要などの罪で宇都宮地裁栃木支部に起訴した。約2か月の鑑定留置で、刑事責任能力を問えると判断した。

起訴状では、男は1月23日昼、宇都宮線の電車やホームで、自身の喫煙を注意した男子高校生(当時17歳)に土下座を強要し、頭を踏みつけて腹部付近を蹴るなどの暴行を加え、顔の骨を折るなどの重傷を負わせたとしている。

男は逮捕後の2月1日、取り調べの際に、男性副検事(当時37歳)に「俺暴れるとき、まじ暴れるぞ」「女には手上げへんけど、男には手上げるからな」などと言って脅したとして、公務執行妨害罪でも起訴された。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220408-OYT1T50212/