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これまで受け入れていたウクライナ人避難民404人はすべて日本に身寄りがある人でしたが、今回初めて身寄りのない人も対象となりました。その中の一人、ハンナ・メドベージェワさん(21)。 テレビ東京では、ポーランドから旅立つ様子に密着していました。

ハンナさんはロシアとの国境に近い激戦地のハリコフに住んでいましたが、母親と妹の3人で戦火を逃れてポーランドへ。もともと日本のアニメなどの文化に興味を持っていたハンナさんは、日本政府の避難民受け入れを知り、来日を決意しました。今回、コロナ対策のため隔離されているホテルからインタビューすることができました。

ーー日本の空気は感じられたか。

「飛行機やバスの中から、太平洋や日本の景色が見られて感動しています」

ーー到着後に家族とはどんなやり取りをしたのか。

「『無事に着いたか』『体調は大丈夫か』『日本はどうか』と聞かれました。私は『すごくいい気分』と答えました」

飛行機に乗るのも、ヨーロッパから出るのも初めてというハンナさん。3日間の隔離をへて、別のホテルに移った後、住む場所に案内される予定です。

もともとウクライナの大学で音楽を学んでいたハンナさんですが、日本での今後については「ビザの申請書には音楽やボーカルの勉強をしたいと記入しました。日本語の勉強会があると大使館で聞いたので、日本語の勉強をして大学にも入学したいし、その後は仕事もしたい」と話します。

ウクライナでの不安な気持ちは、日本に来ることで前向きになれたと言います。

「普段難民を受け入れないアジアの国が受け入れてくれて、ウクライナ人として感動しているし、感謝しています。この先どうすればいいか、いつ戦争が終わるか分かりませんでしたが、今は何をやりたいか決まったし、自分の未来も考えています。全部うまくいくと思います」

https://news.yahoo.co.jp/articles/39063768df7c95edc322dc486491395d31edd682