「15階以上で暮らす住民」川崎で急増…17年前ゼロだった中原区、今では5千世帯超
神奈川県川崎市内のマンションで15階以上の高層階に暮らす住民は2020年に1万443世帯となり、15年前の1279世帯から8倍超に急増したことが、国勢調査を基にした市のまとめでわかった。中原区の武蔵小杉駅周辺で進んだタワーマンションの建設ラッシュが、数字を押し上げた。
国勢調査では、共同住宅に住む世帯の居住階を5区分に分けており、「15階以上」の世帯数が急増した。このうち「持ち家」は、20年は9334世帯で、05年の904世帯から10倍超となった。
15階以上で暮らす住民を区ごとに見ると、中原区が5059世帯と最多で、幸区が3001世帯、川崎区が1485世帯と続いた。05年にゼロだった中原区が市内全体の半数を占め、急速な開発が明らかになっている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220408-OYT1T50249/