(CNN) 米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンの4回目接種をめぐり、感染予防効果は限定的で、数週間しか持続しないというイスラエルでの研究結果が報告された。

研究チームは、60歳以上のイスラエル人125万人あまりについて今年1〜3月の健康記録を分析し、その結果を米医学誌「ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に報告した。期間中の感染はオミクロン株が主流だった。

4回目を接種したグループは接種後4週目の時点で、重症化のリスクが3回接種のグループに比べ、3.5分の1に低下していることが分かった。この効果は6週後でも弱まる傾向がみられなかったが、短期の研究だったため、正確な持続期間は判明していない。

感染が確認されるリスクは、4週目で3回接種組の2分の1に下がった。だが予防効果はこれをピークに弱まり始め、8週目のリスクは1.1分の1と、ほぼ元に戻っていた。

https://www.cnn.co.jp/amp/article/35185945.html