■新タイプ「XE」 日本でも初確認
さらに新たな変異ウイルスで複数のウイルスが組み合わさった「XE」と呼ばれるタイプがイギリスなどで報告されています。日本国内でも検疫で初めて確認されました。
「XE」は複数のウイルスが組み合わさってできたタイプで、オミクロン株の「BA.1」と「BA.2」が組み合わさっています。
ウイルスの表面にあり、人の細胞に感染する際の足がかりとなるスパイクたんぱく質を含むほとんどの部分が「BA.2」ほかの部分が「BA.1」となっています。
WHOは「XE」をオミクロン株の一種としていて、イギリスの保健当局の資料によりますと、イギリスで2022年1月19日に最初に報告されて以降、4月5日までに1179件報告されています。小規模のクラスターも報告されていますが、解析が行われたウイルス全体に占める割合は1%未満となっています。
3月30日までのデータに基づいて数理モデルを使った解析を行った結果「XE」の感染が広がるスピードは「BA.2」よりも12.6%速いと試算されたとしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220411/k10013576501000.html
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220411/K10013576501_2204111137_0411183232_01_08.jpg
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220411/K10013576501_2204111624_0411183232_01_09.jpg