いよいよ韓国を襲う「ウォン安」「貿易赤字」「格差拡大」のトリプルパンチ
https://news.yahoo.co.jp/articles/a53146ccf5cfbc1f26d1425e8ea6a759f729c49d
ウクライナ危機の発生後、原油や天然ガス、穀物など多くの商品の価格が上昇した。

 それに伴い世界的にモノやサービスの価格は上昇し、インフレ懸念が急速に高まっている。
 特に、わが国や韓国など、資源を持たず輸入に頼る諸国では経済成長率が鈍化することが懸念される。
 それに伴い、それらの諸国では国民の間で経済格差が広がり始めている。
 その中でも、経済専門家などの間で韓国などの状況を懸念する声が出ている。
 ウクライナ危機後の外国為替市場では、ブラジル・レアルなど資源国の通貨が上昇した。
 それとは対照的に、韓国やわが国、トルコのように有力な資源国ではない国の通貨の下落率が大きかった。
 ウォン安によって韓国の輸入物価は上昇し、日常生活に欠かせない食料や電力料金などが上昇する。
 その結果、経済の成長率は低下し、非正規雇用者などを取り巻く経済環境の厳しさは増すだろう。
 韓国ではそうした懸念を高める兆候がではじめた。
 その一つとして、4月1日に発表された3月の貿易収支が赤字に陥った。
 外需依存度の高い韓国経済への逆風は強まっていると考えられる。
 ウクライナ危機をきっかけにして、韓国をはじめ資源を輸入に頼る国では、経済格差の拡大がこれまで以上に鮮明となる恐れが高まっている。