https://www.theguardian.com/world/2022/apr/12/russia-using-weapons-smuggled-by-iran-from-iraq-against-ukraine
消耗分の装備補充に悩むロシア、イランとイラクから武器を密輸か
英国のGuardian紙は12日、ロシアはウクライナでの戦いのため「不足する武器をイランとイラクから密輸している」と報じて注目を集めている。
ドンバスの戦いで再び大きな損害を被ればロシア軍はウクライナでの戦いを維持できなくなる可能性がある
英国のGuardian紙は12日「ロシアはウクライナ侵攻作戦で不足する武器をイランとイラクから密輸している」と報じており、
これが事実なら「和平交渉を続けても戦闘は中断しない」と強気な姿勢を崩さないロシアは事前に備蓄していた装備や弾薬が底をつきかけているのかもしれない。
Guardian紙の説明よると米国はフセイン政権打倒後、樹立したイラク政府を反政府組織から守るため軍や治安部隊に大量の武器を供給、
この武器はイランの支援を受けた民兵組織に流れたもののイラク軍はイスラム国との戦いに際してシーア派最強の民兵組織ハシドシャービーを編入、
しかしハシドシャービーはイラク軍の中でも独自の立場を維持しており、ロシアの要請に応じて保有していたRPGや対戦車ミサイルをイランの武器密輸グループの力を借りてロシアに輸送したらしい。
さらにイラク軍が保有する2基のMLRS「Sajil-60(ブラジル製のAstros IIをライセンス生産したもの)」をバラバラに解体、
これもイランに輸送され海路経由でロシアに運ばれたとGuardian紙は報じており、ハシドシャービーの関係者は
「このような重装備がどこに運ばれるのか気にしていない。何であれ反米に役に立つなら何でもいいのだ」と述べている。
https://grandfleet.info/russia-related/smuggling-weapons-from-russia-iran-and-iraq-suffering-from-consumable-equipment-replenishment/