マジックマッシュルームの有効成分・シロシビンをうつ病患者に投与し、その脳をスキャンしたデータを分析する研究により、シロシビンには硬直化した脳の状態を柔軟にして再配線を促す働きがあることが判明しました。シロシビンがうつ病を改善させるメカニズムについての理解が進んだことで、シロシビンが依存症や拒食症など他の精神疾患にも効果を示す可能性があることも分かりました。

うつ病の改善のほか、シロシビンを投与された人には認知機能の改善も見られました。これらの効果は、従来のうつ病治療薬を投与された患者には表れなかったそうです。

この結果について、ナット氏は「シロシビンには、脳をより柔軟で流動的にし、ネガティブな思考パターンに陥らないようにするという、従来の抗うつ薬とは異なる働きがあることが初めて分かりました。
https://gigazine.net/news/20220412-magic-mushrooms-depression/