ロシア軍、東部攻撃へ部隊集結完了か ウクライナ側「戦闘激化近い」
https://mainichi.jp/articles/20220412/k00/00m/030/323000c
ウクライナ国防省のモトゥジャニク報道官は11日、東部ドネツク、ルガンスク両州を攻撃するためにロシア軍は部隊の集結をほぼ完了させており、
「戦闘激化は非常に近い」との見解を述べた。ロイター通信が伝えた。ロシア軍が包囲したウクライナ南東部の要衝マリウポリでは化学兵器が使用されたとの情報もあり、
ウクライナ当局などが調査を進めている。
東部2州の一部は2014年以来、ロシアの影響下にある親露派武装勢力が支配し、一方的に独立を宣言している。ロシアはまず2州全域を親露派の占領下に収める狙いとみられる。
米CNNは12日、ソーシャルメディアに11日投稿された露軍車両の大規模な隊列が、ロシア南部ロストフ州からウクライナ東部に向かっていると報道。プーチン露大統領は12日、
訪問先のロシア極東で、軍事作戦に関連し「ウクライナで全ての目的が達成されることに疑いの余地はない」と述べた。
マリウポリを拠点とするウクライナ政府傘下の戦闘部隊「アゾフ大隊」は11日、通信アプリ「テレグラム」で、露軍が無人航空機から有毒物質を投下したと主張。
被害者に呼吸不全や顔面の充血、高血圧などの症状が出ていると説明している。ウクライナメディアによると、大隊の創設者はロシア軍と抗戦しているマリウポリの製鉄所で使用され、3人に症状が出たと主張した。
つづく