■抗がん剤を打ちながら風俗勤め
那覇の繁華街からタクシーに乗っている。メーターの加算は東京より、ゆっくりだ。那覇市外にある琉球大出身のソープ嬢・新垣玲奈さん(仮名)の実家に向かう。
現在、32歳。新垣さんは顔の半分の顔色は悪く、老け、疲れ切っていた。華やかな雰囲気は失われていた。2年前に大腸がんになり、手術。長期入院。
そして半年前、肺や膀胱(ぼうこう)など全身転移が発見され、おそらく余命は短い。現在は自宅で抗がん剤治療を続けている。
彼女はそんな状態でも、まだ風俗勤めを続ける。療養中でありながら、沖縄市にある最下層と呼ばれるちょんの間でカラダを売っている。
末期がんになっても、風俗を続ける理由は「家族に迷惑かけたくないから」という。父親と母親は非正規の最低賃金のパートをしていて、
世帯は常態的に貧乏だ。自分の携帯代や食費、抗がん剤の自己負担は自分で支払いたいと思っている。だから、カラダが動くうちは風俗で働く。
■恋人からの暴力で始まった転落人生
新垣さんは、元々は驚くような美人だ。琉球大学在学中に起こった自衛隊員の恋人からの暴力で精神を破壊し、
昼間の仕事ができなくなった。松山のキャバクラ嬢になって、有名な高級店でナンバー2まで上がっている。
沖縄の頂点である琉球大学生からキャバクラ嬢になり、そして、精神疾患が原因で夜の世界でもキャバクラからどんどんとランクを落としている。
現在、ちょんの間で客をとる売春婦だ。たった10年間で沖縄の頂点から最下層に転落したことになる。
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