台風1号は小笠原諸島にまもなく最接近 最大瞬間風速46.5m/sの記録的暴風を観測
大型で強い勢力の台風1号(マラカス)は、4月15日(金)10時の推定で小笠原諸島・父島の南西の海上を北北東に進んでいるとみられます。
小笠原諸島の大部分が風速25m/s以上の暴風域に入り、父島では8時42分に最大瞬間風速46.5m/sを観測しました。これは4月としては観測史上1位となる暴風です。
▼台風1号 4月15日(金)10時推定
中心位置 父島の南西約120km
大きさ階級 大型
強さ階級 強い
移動 北北東 35 km/h
中心気圧 965 hPa
最大風速 40 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 55 m/s
台風の周辺を取り巻く活発な雨雲がかかっているため風だけではなく雨も強く、10時までの24時間降水量は父島で147.5mmに達しました。10時現在、小笠原村には土砂災害警戒情報が発表されています。
台風はこの後、昼頃にかけて小笠原諸島に最も近づく見込みです。瞬間的には50m/s近い猛烈な暴風が吹き荒れ、総雨量が200mmを超えるような大雨が予想されます。海上はうねりを伴った猛烈なシケとなることに加えて、台風の中心が近づく際は高潮発生の危険もあります。不要な外出は控え、屋内でも飛来物のおそれがあるため、窓からは離れて安全な場所で過ごすようにしてください。
https://news.yahoo.co.jp/articles/89121f1826908dad3528f0a194b0ed9d328771ab