日本航空青森空港所(大石寛之所長)はこのほど、はさみ40本を青森県今別町の今別中学校に贈った。日航は利用客に、機内持ち込み手荷物にはさみなどを含めないよう呼びかけているが、やむを得ず検査場で廃棄処分となる例も多い。日航が2017年度から取り組むSDGs(持続可能な開発目標)推進の一環として、昨年、同空港に社会見学に訪れた同校に寄贈した。

 大石所長と同空港地上係員のチョウ・イニさんが3月中旬に同校を訪れ、はさみを届けた。同校の1、2年生(当時)を前にチョウさんは「はさみの放棄は非常に残念。これを機会に航空機に持ち込みできないものに興味を持ち、手荷物の中身を事前によく確認するよう、身近な人に伝えてください」と呼びかけた。

 生徒会長の対馬奏(そら)さん(当時2年)は「処分していたはさみを私たちの学校でリユースすることで社会貢献できてうれしい。大切に使います」とお礼を述べた。

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